2、声優学校で技術を磨く

声優になるには通らなければならないステップとして、声優学校で学ぶことや練習内容などについて解説しています。気になる方はぜひチェックしてみてくださいね!

声優の学校で学べること【技術・マナー・実践トレーニング】

授業の内容やカリキュラムの組み方というのは、もちろんその学校によって異なってくるのですが、ある程度共通して行われる内容というものがあります。

それは、発声・発音の練習や、肉体的なトレーニング、そして、表現や演技のレッスンなどです。

  • 声優になるにはたくさんの練習・トレーニングを積まなくては発音・発声練習
    言葉をきちんと発することが出来なくては、務まらないのが声優です。正しい発声法や発音、そして滑舌などを基礎からみっちりと学びます。自己流ではなく、正しい腹式発声法や50音の発音が身に着くのは、スクールならではのメリットと言えるでしょう。
  • 運動
    おろそかにできないのが、体育などの授業。正しい発生を自分のものにするためには、筋力のトレーニングや肺活量などというものが、想像以上に重要となります。声優は運動嫌いでは務まらない職業ですので、苦手意識がある人も積極的に取り組みましょう。
  • 表現や演技
    例え姿は映らなくとも、演技力がなければ務まらないのが声優です。学校なら俳優として実際の舞台に立っている講師が、演技や表現の基礎をレクチャーしてくれます。

また、業界でマルチな活動ができる声優を育てるためにダンスや歌唱にかんする授業をカリキュラムに取り入れている学校や、レコーディングにアテレコ実習、ナレーション、インタビューの答え方やスチール撮影に至るまで、きめ細かな指導を行っている学校もあります。

中には、オーディション対策基礎知識指導のカリキュラムを設けているところも…。自己PRの仕方を効果的に学べますから、学校に通っていない人との間に、大きな差をつけることができそうです。

上記以外にも、発表会や公演などの機会を年に数回設けている学校がほとんどなので、人前に立ち、自己表現する貴重な経験を積むことができます。

こうした授業は、担当する講師によって内容が違ってくる場合もあるので、カリキュラムの特長やどんな講師に教わるのかなどについて、しっかりとチェックしておきましょう!

ちなみに、大学や専門学校などのいわゆる「認可校」では、上で挙げたような声優のトレーニングとは関係のない、必須授業と言われるものを受けなければならないことも多いです。

アテレコ、ナレーション、レコーディング

プロの声優として求められる本当に必要なスキルや、現場で重要なマナーについてなど、実践的な内容に絞って効率良く学びたいと考える方は、学校法人として認可されていない専門スクールを選ぶことをオススメします。

また、在学期間中からプロの声優と同じ現場で収録に参加できる機会を設けている学校もあります。

人気作品への参加やドラマ出演、そしてイベントのMCなどの仕事も、実力次第では抜擢される可能性があるのです。

また希望者には、実際の現場のオーディション受験をサポートしてくれる学校もあります。

在学中にいろいろな経験を積んでおきたい!
在学中から仕事につながるチャンスが欲しい!

といった方は、そういったイベントやカリキュラムを積極的に設けているスクールをぜひ選んでみてくださいね!

声優養成所はどんなところ?

声優養成所とは?

声優養成所は、プロの声優として必要な知識や技術を身につける場所です。独立系の声優養成所もありますが、声優養成所は声優プロダクションが運営していることが多くなります。中には声優プロダクションではなく、俳優が所属するプロダクションが養成所を運営していることもあり、その中の一つのコースとして声優を目指す人のコースが用意されている場合もあります。

声優養成所と専門学校との違い

専門学校は、学校法人として認可されたものであり、毎日通学して、基本的な声優の知識や専門的な知識、技術などについて時間をかけて学習していく場所です。一方、声優養成所は、声優養成所の方針によってカリキュラムが設定されていおり、レッスンは週に数日、数時間だけと短い時間で、声優に必要な知識や技術を実践的に身につけていく場所になります。

また、声優養成所に入所するためにはオーディションを受け、合格することが条件となっているところが多くなります。専門学校は学びたい人に対し広く門戸を開放していることに比べ、声優養成所は声優としての適性や可能性を入所前に判断されることになります。

声優養成所は声優プロダクションが運営している場合が多く、プロダクションに所属することを目的に入所する人も多くなります。そのため、声優の専門学校やスクールで学んだ後にオーディションを受けて声優養成所に入所する人も少なくありません。

声優養成所に入るためには

ほとんどの声優養成所の場合、入所にあたっての審査を行っています。応募の資格としては16歳以上もしくは高校卒業以上の学歴が指定されていることが多くなります。応募に当たってはそれほど厳しい条件はない場合が多いのですが、中には声優の専門学校やスクール、他の声優養成所などでの就学経験を必要としている声優養成所もあります。より専門性を高めた実践的な技術を身につける場としての声優養成所は、声優についての基礎知識や基礎技術を持ち合わせている人のみを入所させるスタンスのようです。

一般的な流れとしては、まず資料を請求し、必要書類を提出し、審査料を納入します。一次審査として書類選考があり、選考を通過した人は次の審査へと進みます。二次審査は、台詞やナレーションなどを実際に行う実技試験が多くなります。加えて自己PRや面接での対応も評価に加わっていきます。声優養成所によっては、三次審査まで審査が続くところもあります。

声優養成所でのレッスン数

多くのところが週に数日、1日あたり数時間のレッスンを約1年間続けるカリキュラムとなっています。中には、専門学校のように1年間、週5日で通う養成所もあります。ただし、その場合もレッスンの時間数は1日あたり数時間となっています。

また、逆に1年間ではなく半年間ですべてのカリキュラムを終了する声優養成所もあります。どの場合であっても1日のレッスン時間数は専門学校やスクールに比べるとずっと少なくなっています。

声優養成所のメリット・デメリット

専門学校ではなく、声優養成所に通うメリットとデメリットについて考えていきます。

声優養成所のメリット

空いている時間に仕事ができる>

週5日、朝から夕方まで授業を受ける専門学校と違い、声優養成所は週に数日決まった曜日の決まった数時間にレッスンを受けることになります。したがって、身体が空く時間は専門学校よりも多くなり、空いている時間にアルバイトなど仕事を入れることができます。

レッスンの時間と曜日が決まっているため、スケジュールがつけやすくアルバイトもしやすくなります。また、働ける時間も長くなるため生活に必要なお金はもちろん、声優養成所への入所金や授業料などの費用もアルバイトで捻出することもできます。

プロダクションとのつながりができる

プロで活躍している声優のほとんどはプロダクションに所属し、仕事をしています。声優養成所もプロダクションが運営しているところが多く、そのような養成所に入所することでプロダクションとのコネクションが生まれます。

養成コースを修了した後は、成績優秀者や審査に合格した人は運営母体の声優プロダクションに所属し、プロとしての仕事を始めることができます。また、外部へは伝わらない声優オーディションの情報なども得ることができ、オーディションを受けるチャンスを得ることができます。

現役の声優からレッスンを受けることができる

ほとんどのプロダクション運営の声優養成所では、毎回ではないものの所属する現役の声優がレッスンをしてくれる機会を設けています。現在進行形で活躍しているプロの声優が一番今の現場を知っている人物であり、そういった人から直々に指導を受けることは業界の状況を知るうえで最も役に立つ情報となります。

また、実際にプロが録音を行うスタジオで実践的なレッスンを行い、音響制作に携わるプロの音響監督や製作スタッフから指導を受けることができるのも大きな魅力です。

声優養成所のデメリット

入所の審査がある

広く希望者を受け入れる専門学校と違い、声優養成所には入所の審査があることがほとんどであり、希望者が全員養成所に入れるわけではありません。養成所によっては、声優の専門学校やスクールでの就学経験が必要なところもあり、ある程度の知識や技術、声優としてのポテンシャルがないと入所が難しい場合が多くなります。

<レッスン数が少なく実践的なレッスンが多い

空いている時間に仕事ができるのがメリットである一方、レッスンの時間数が少ないため基礎的なことを学ぶというよりは、実践的なことを学ぶ場となります。地方出身者の場合は言葉に訛りがあり、イントネーションを修正する練習が必要になることが多くなります。こういったイントネーションの練習や発声の練習など基礎的なことは、声優養成所では省かれることが多くなります。

そのため、審査を通過して入所できた場合でも、声優についての基礎的な知識や技術が身についていないとレッスン内容をしっかり身につけることができない場合もあります。

声優養成所を選ぶ際に気を付けたいこと

どの分野を得意としているのか

声優の仕事には、アニメの声優だけでなく、ドキュメンタリーやCMのナレーション、外国語映画の吹き替えなど、様々な分野にわたります。声優養成所の運営母体がどのような分野に力を入れているのかによって、養成所のカリキュラムにも大きな違いが出てきます。

自分はどの分野の声優を目指すのか、そしてその分野を得意としている声優養成所はどこなのかをしっかり見極めた上で応募をすることが大切です。

レッスン内容と講師の顔ぶれを確認する

レッスンのカリキュラムはどういったものなのか、内容を事前に確認しておかないと、アニメの声優志望であったにも関わらず、ナレーションのレッスンがメインとなってしまう可能性もあります。

また、講師はどのような人物が担当するのかも確認をしておく必要があります。特に現役の声優から直接の指導を受けられるかどうかも大きなポイントであり、自分の目指す方向性に近い声優が講義を行うのかも確認しておくとよいでしょう。

養成所終了後の実績はどうなのか

声優養成所に入ることが目標ではなく、養成コースを修了し、声優として活躍することが目標のはずです。声優養成所を修了した人たちがどのような進路にあるのかも事前に確認しておいた方が賢明です。

プロダクションが運営している養成所であれば、所属の声優やその実績、プロダクションが受けている仕事の内容や実績等もチェックしておきましょう。

声優スクール・教室とはどんなところ?

声優スクール・教室とは?

声優スクール・教室は、専門学校や養成所とは異なり、運営者の独自基準によって運営されているところになります。各都道府県の知事の認可を受けていない無認可の声優専門校や声優プロダクション事務所の直属の養成所ではない、個人が運営しているという場合、この分類にあたります。

声優スクール・教室に通うメリットとしては、さまざまな教室の形態があることです。例えば、働きながらでも通いやすい夜間コースがあったり、カリキュラムが週一からというものがあるなど、多様性があることが特徴です。中には、既に活躍している声優本人が私塾として開設しているところもあります。

多様性というところから、教室のレベルについても、経営者によって大きく差が現れるポイントです。現役で活躍している声優が自ら講師となっているような声優スクールでは、質の高いレッスンを受けることができるでしょう。しかし、一方では、プロを目指すためにはレッスン内容がいまいちな質の悪い声優スクールまで、ピンからキリまであるのが現状です。

プロを目指したいのであれば、卒業生の中に声優としてプロデビューした出身者がいる、講師の経験や実績をもとに、レベルの高いレッスンを行っている声優スクールを選ぶようにしましょう。自分が目指すべき目標に合わせて声優スクールを選択することが大切です。

また、個人経営の声優スクールや教室の場合、少人数制でのレッスンを行っていることも少なくありません。少人数制の場合、生徒一人に対してじっくりと時間をかけることが出来るため、内容の濃いレッスンを受けることができます。しかし一方では、人数が少ないために、一緒に切磋琢磨できる同士も少ないため、孤独感を感じてしまったり、自分がどの程度のレベルなのか判断しにくいという可能性があります。

声優スクール・教室と専門学校との違い

声優スクールや教室では、週に5日、朝から夕方まで規則正しく授業を受ける専門学校とは異なり、養成所と同じように、週に決まった日数や、決まった数時間にレッスンを受けるスタイルが一般的です。夜間コースとして夜にレッスンを実施しているところもあるため、アルバイトと声優スクールを両立することも可能です。働きながら夢を目指したい方は、専門学校よりも時間的に融通が利きやすい養成所や声優スクールがおすすめです。

また、声優スクールや教室を選ぶ場合に気をつけたいのが、専門学校とは違いある日突然学校が閉鎖されるケースもありえるということ。過去にも音楽系のレコーディング声優スクールの親会社が倒産し、いつものように学校に行ったら張り紙一つで夜逃げ同然に閉鎖になっていたというケースがありました。

認可されている専門学校が同じような状況に陥ってしまった場合、まずは新入生の募集を止め、在校生が卒業するのを待ってから学校を閉鎖するというように、段階的に閉校までステップを踏んでいきます。もしくは、行政の監視の下で転編入を行うなど、最低限の学習ができる機会が保証されます。

また、声優スクールや教室は、全てのカリキュラムを修了しても専門士の学位を取ることができません。専門士を授与されることで、卒業後は短大や高専と同等の教科課程を得ることができます。専門学校以外でも、対象となる認可校である場合は専門士の称号をもらうことができるスクールもあります。将来的にも学歴を重視する場合は、専門士の称号をもらえる認可校を選ぶようにしましょう。

学習する内容や教え方は人によってさまざまです。専門学校であれ、養成所であれ、声優になりたいという目的を叶えるために声優スクールや教室に通う場合には、必ず実績をしっかりと確認してから選択するようにしましょう。

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