セリフの練習

ここでは声優になるのに役立つ、セリフの練習方法を紹介しています。

声優としてのセリフの練習方法

声優は実際に身体を動かして演技せずに、声だけで感情を表現します。

ですから「ありがとう」という一言でも、様々な気持ちを声で表現できるようにならなければいけません。

感情を言葉に乗せられるようになるために以下に、簡単な練習方法を紹介します。

実践してみよう

まずは簡単な台詞に様々な感情を乗せる練習から。

以下の台詞を(1)~(3)の感情を含んだ言い方で、それぞれ発声してみましょう。

  • 「私のことが分かりますか?」
    (1)喜んだ様子で(2)驚いた様子で(3)バカにした様子で
  • 「あなたは帰るのね」
    (1)悲しい様子で(2)念を押す様子で(3)驚いた様子で
  • 「そうなんだ」
    (1)驚いた様子で(2)がっかりした様子で(3)納得した様子で
  • 「さようなら」
    (1)悲しい様子で(2)嬉しい様子で(3)怒った様子で
  • 「たいへん!」
    (1)驚いた様子で(2)バカにした様子で(3)同情する様子で
  • 「やだやだ」
    (1)からかう様子で(2)笑いながら楽しそうな様子で(3)皮肉っぽい様子で
  • 「どうしてそうなったの」
    (1)問い詰める様子で(2)同情する様子で(3)怒った様子で

感情による発声の違いを意識して取り組みましょう。同じ言葉でも込める気持ちによって、聞こえ方もずいぶん変わってきます。

長いセリフに挑戦してみよう~女性のセリフ~

セリフの練習に使えそうな女性キャラクター向けのサンプル例をいくつかご紹介します。

  • あわてんぼうのドジっ子タイプ
    「ほんとにほんとにごめんなさい!もっとちゃんと前を見て歩かなきゃいけなかったのに、私ったらぼーっとしてて…。
    派手に転ばせちゃいましたけどどこかケガはないですか?
    …あっ!わー!膝赤くなっちゃってる!大変!保健室に行きましょう!」
  • 落ち着いたタイプのお花屋さんスタッフ
    「あ、いらっしゃい。今日も来てくれたんですね。ちょうどあなたが好きだって言ってたガーベラをたくさん入荷したので、来ないかなーって思ってたんですよ。
    ふふ、珍しいお花もいろいろ入っているので、ぜひゆっくり見て行ってくださいね。」
  • 上から目線のお嬢様タイプ
    「貴女って本当に使えない人ね!私がお願いしていた仕事も何ひとつできていないじゃない!
    言い訳なんて聞きたくないの。そんなことより一度くらいは完璧に仕上げておく意地を見せてくれてもいいんじゃないの?
    …まぁ、期待なんてしていないけどね。」
  • 初めてみた魔法に感動する少女
    「わー!!すごーい!ねぇ、今のもう一度やってみて欲しいの!
    …ダメ?だってこんなにすてきな魔法を間近でみたの初めてなんですもの。
    赤に黄色に青に…それにキラキラ輝く光がとてもキレイだったわ!あなたに比べたら私が使える魔法なんてまだまだね…。
    でも、これからもっともっと練習して今度は私があなたにすてきな魔法を見せるから。楽しみにしてて!」
  • 真面目な生徒会長タイプ
    「そこの貴方!確か前回も注意したと思うけれどうちの学校にふさわしくない恰好は控えなさい。
    だいたいピアスにネックレスに加えてその派手な服装…。あなたは学校になにをしに来ているの?冗談はその髪色だけにして欲しいわね。
    おしゃれを楽しむのは結構。でもね、あなたのせいでうちの学校の風紀が乱れるようならこれ以上は黙っていないから…そのつもりでいなさい。」
  • 病弱な少女
    「今日ね、すてきな夢を見たの。私も他の子と同じようにいっぱい走り回って、いっぱい笑って大騒ぎする夢。なんでもないことなのにそれがとっても楽しくて…。
    けど目覚めた時にいつもと同じ病室の天井が見えたら何だか泣けてきちゃった…。
    ねえ、今度の夏休みは一緒にどこか出かけられるかなぁ」

長いセリフに挑戦してみよう~男性のセリフ~

男性キャラの演技につい理解を深めるためにぜひ挑戦して欲しいセリフをまとめました。

  • お嬢様に振り回される執事
    「お嬢様探しましたよ、どこに行ってたんですか!って、あー!またそんな泥だらけにして…。
    旦那様に怒られるのは俺なんですから本当勘弁してくださいよ~。今度やんちゃしたら一週間外出禁止令出すって言われてませんでした?
    はぁ、なんていってもどうせまた抜け出すんでしょうけど…。まぁ、毎日退屈しないって意味では悪くないですけどね。」
  • 活発で元気なクラスのムードメーカータイプ
    「やったー!!今回は見事に全教科赤点回避だぜ!
    今年の夏休みはいっぱいいっぱいバイト入れてさ、そんで買いたいものまとめて買っちゃうもんね!
    バイト代すごい入ったらさ、1回くらいはなんかおごってやってもいいぜ!
    いや~。がんばって勉強したかいがあったよ。これなんかほんとギリギリ!21点!
    …え?は?…うちの学校…20点以下じゃなくて30点以下で赤点…だったっけ。」
  • 俺様タイプ
    「だからさ!俺が頼みごとしてるんだからそれを最優先すべきだろ?だいたいお前が今やってるやつって優先順位高くないやつじゃん?
    あー!マジやってらんねぇ!もうなんでもいいから今すぐやって。
    いいか?いますぐだぞ。」
  • 嫌味な後輩タイプ
    「すみません、この前お願いしてた資料ってできてますか?
    …え。まだ…?そうですか、おかしいな。それほど時間はかからなそうだなって思ってたんですけど…。
    えーと…あぁ!確か先輩って凝り性なんですよね。女性社員が噂してるの聞きましたよ。
    もしかしなくてもかなり凝った素晴らしい資料に仕上げようとがんばってくれてたり?
    ありがとうございます、楽しみにしてますね、先輩。」

練習する時は必ず録音しよう

ひとりで練習をしていると、下手でも上手くできたような気になる「適正化」が起こりがちです。

そうすると自分ではできたつもりになってしまい、上達しなくなってしまいます。そうならないためにも、上記で紹介した台詞練習は録音して行いましょう。

練習後、自分で聞き直して他人にはどう聞こえているかを確認します。

実際に録音して聞いてみると、自分のイメージしていたものと違うように聞こえることが多いです。

どうしたらもっとイメージ通りの演技ができるか、研究しましょう。

本物と聞き比べる

またアニメやドラマの台詞を真似して、本物に近づけることも練習になります。声を真似する必要はありません。

勿論言い方を真似するだけでは芝居になりませんが、どんなふうに台詞が聞こえるかプロの演技を真似することで、自分の表現のバリエーションを増やすことにつながります。

最初は大げさに演技することから

演技を初めてする人の多くが、恥ずかしくてリアクションが小さくなってしまいがち。

日常会話でも思っていることや感じていることを外に出さなければ、相手に伝わらないように、芝居も達者な役者でなければ心の中で思うだけでは演技になりません

最初は自分で言いながら「これは大げさだな」と感じるくらいがちょうど良いです。

そして声量をつけるためにも、なるべく大きな声で演技をする癖をつけましょう。大きな声は自信にもつながります。

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