声優スクール・学校を選ぶポイントは?
昨今たくさんの学校が出てきている声優業界。一体どんな基準から選んでいけばいいのかわかりませんよね。ここではデビューのチャンス、学費、イベントの多さの3つのポイントで紹介していきます。
デビューのチャンスで選ぶ本気でデビューを目指すならチャンスの豊富なスクールを!
デビューのチャンスが豊富か否かという点に関して、スクール選びなどを慎重に行う必要があります。まずは以下のポイントに注意して学校選びをしてみましょう。
- 生徒全員にオーディション受験のチャンスを与えているか。
- 「準所属」や「預かり合格」ではなく、
直所属につながるオーディションを開催しているか。 - レッスン内でのオーディション対策や、
個別進路指導をしっかり行ってくれるか。 - 貴重な経験となるインターンシップ制度を設けているか。
特に学園祭やサークル活動にはあまり魅力を感じず、むしろ「プロを目指す以上、まっすぐ前だけを見ていたい!」と思う人はオーディション対策や個別指導などをしっかり行ってくれる学校を選ぶべきでしょう。
学費で選ぶとにかく学費が安く、自分のペースで技術を学びたい!
すでに大学に進学していたり、就職していたりする場合には、金銭にも時間的にも専門学校へ通うのが難しくなります。
そんな人におすすめしたいのが、通いやすい費用設定を設けている声優スクール。
週1日程度のレッスンなので成長スピードは全日制のスクールや専門学校には劣ってしまうかもしれません。
しかし、入会金は1~2万円、月謝制で負担が少ない、または初期費用を分割で支払える、などの料金システムを導入しているところもあり、自分のペースで技術を学習していけるのも魅力のひとつではないでしょうか。
「専門学校を卒業しても声優になれる保証はない」のと同じように、「週1のスクールだからプロにはなれない」というわけではありませんし、無理して高い学校へ行って金銭的に破綻してしまうようでは意味がありません。
支払い可能な費用制度を整えている教育機関の中から、自分に合う場所を選ぶようにしましょう。
学校生活の充実度で選ぶイベントや学園祭でみんなと盛り上がろう!
声優を志す人の中には「同年代で、同じ趣味や夢を持つ仲間と、共に学べる」という点に重きを置いて学校選びを行う人もいるかと思います。
プロ声優は狭き門ですから、レッスンを受けているうちに挫折感を味わうこともあるかもしれません。そんな時に支え合えるという意味でも、校内で知り合う友人の存在は貴重です。
専門学校の多くは、校内イベントを開催しています。声優という職業は近年、声優兼歌手という活動形態も一般的になっていますので、校内イベントを通じてそういうステージを踏むことは、想像以上に貴重な体験となって、学生の心や身体に蓄積されていきます。
声優のスキルが学べる学校・スクールガイド
声優を目指すなら、専門技術を指導してくれるスクールに通うのが一番です。
全日制の専門学校から、仕事をしながらでも通えるスクールまで多彩な種類がありますので、自分に合う1校を探して技術を高め、オーディションのチャンスを掴んでください!
- 総合学園ヒューマンアカデミー
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コース:パフォーミングアーツカレッジ
1年次からでも希望であれば学年、実力問わず誰でもプロダクション直接所属オーディションを受けられます。また、大手プロダクションと協力しているからインターンシップ制度も積極的に取り入れられる為、在学中からプロと同じ現場で声優としての実務経験を積むことも可能。もちろん講師陣は第一線で活躍している声優の方々です。
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引用元:総合学園ヒューマンアカデミー公式HP
(http://ha.athuman.com/pa/)
- アバロン声優スクール
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コース:声優・ナレーターコース
渋谷、池袋、東中野、静岡、仙台に校舎を展開しており、通いやすさ抜群。月謝制なので続けやすく、他のスクールには見られないマンツーマンレッスンを提供するなかで、個々の能力に応じたカリキュラムを作成してくれます。
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引用元:アバロン声優スクール公式HP
(http://avalon-works.com/seiyu/)
- 東京アニメ・声優専門学校
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コース:アニメ声優ワールド
声優に関する学科だけでも6つに細分化されており、自分自身の希望に最も近い内容を選択できる専門学校。課外活動が充実しているのも特徴のひとつ。「コスプレ部」や「軽音楽部」などで、生徒が思い思いの活動を行いながら、親睦を深めています。
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引用元:東京アニメ・声優専門学校公式HP
(http://www.anime.ac.jp/)
- 代々木アニメーション学院
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引用元:代々木アニメーション学院公式HP
(https://www.yoani.co.jp/course/seiyu/)コース:声優・タレントコース
日本全国にスクールを展開している業界最大手のひとつ。本物の収録スタジオと同様の環境を再現した、実践的レッスンを提供しています。アフレコやラジオ、ドラマCDなど、実際の現場を体験できる機会も多く用意されています。
- 日本工学院クリエイターズカレッジ
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引用元:日本工学院公式HP
(http://www.neec.ac.jp/department/creators/actor/)コース:声優・演劇科
千葉繁や神谷明、茶風林、潘恵子といった現役プロとして活躍している一流声優に、直接指導してもらえるスクール。在学期間中から実際の現場へ参加できるチャンスがたくさん用意されている学校としても注目されています。
- 日本ナレーション演技研究所
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引用元:日本ナレーション演技研究所公式HP
(http://www.nichinare.com/about/index.html)コース:週1回クラス
仕事や学校と両立できる「週1回3時間~」のレッスンを提供。東京を中心に名古屋、大阪、神戸にもスクールを展開しています。各スタジオ共にフローリング・鏡張りで、各種機材を完備し、充実したレッスン環境を提供しています。
- アミューズメントメディア総合学院
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引用元:アミューズメントメディア総合学院公式HP
(http://www.amgakuin.co.jp/contents/voice/)コース:声優タレント学科
個人の学びのスタイルやニーズに合わせられるよう多彩なコース設定が人気。60社を超える声優事務所などを招き、校内オーディションを開催しており、卒業生のプロダクション直接所属率は、48%を記録した年もあるそうです。
- 東京アニメーションカレッジ
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引用元:東京アニメーションカレッジ公式HP
(http://www.tokyo-anime.jp/subject/voice.html)コース:声優総合コース
声優を目指す人向けのコースが5つ用意されている専門学校。一流の設備に人気が集まっています。放課後には、すべての教室が学生のために無料で貸し出されるのも、うれしい特徴です。
- 東京声優アカデミー
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引用元:東京声優アカデミー公式HP
(http://www.tmaa.ac.jp/tma/pc/index.html)コース:声優・アテレコ専攻
アテレコ実習で使うスタジオ、芝居やダンスレッスンで使う大教室、ボーカルレッスンで使う通信カラオケなど、充実した環境が特徴です。ナレーションや演技など多彩な分野で活躍する現役プロによる指導が行われています。
- ESPアニメーション声優専門学校
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引用元:ESPアニメーション声優専門学校公式HP
(http://www.esp.ac.jp/epv/)コース:声優アニメ・アフレココース
開校からすでに10年の実績を持っているスクール。1クラスにつき15人程度の少人数でレッスンを行うだけでなく、業界で活躍しているプロ声優から、基礎的な技術と必要となる心構えをしっかり指導してもらうことができます。
- 東京アナウンス学院
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引用元:東京アナウンス学院公式HP
(http://www.tohogakuen.ac.jp/announce/voice_actor/)コース:放送声優科
志望する方向性に合わせてカリキュラムを組み、授業を選択することができる学校。本格的な声優養成機関としてのノウハウを持っています。各種学内オーディションなども開催されます。
- デジタルアーツ東京
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引用元:デジタルアーツ東京公式HP
(http://www.dat.ac.jp/)コース:声優学科
東京都認可の週5日制専修学校。現役プロ講師のきめ細やかな指導と実践的なカリキュラムで、受講者のデビュー・就職を徹底サポート。もちろん、同校主催のオーディションも開催されています。
- 東京ビジュアルアーツ
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引用元:東京ビジュアルアーツ公式HP
(http://voice.tva.ac.jp/crs/voice/)コース:声優学科
声優学科は4つにコース分けされており、自分の希望に見合う内容を選択可能です。校舎内には専門のアフレコスタジオやミキシングブース、メディアホールなど、プロも驚く充実の設備が揃っています。
- インターナショナルメディア学院
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引用元:インターナショナル・メディア学院公式HP
(http://iam.tv/index.html)コース:声優ベーシックコース
あの人気声優堀川りょうが院長を務める声優検定協会の正式認定校。東京だけでなく札幌、名古屋、大阪、福岡など全国に15校舎を展開しています。10~20人の少人数制を採用しており、きめ細やかな指導を実践。
- HYPER VOICE
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引用元:HYPER VOICE公式HP
(http://www.hypervoice.com/)コース:声優・ナレーターコース
学内所属オーディションの難関を突破すると、定員7名の少人数制クラスで、プロとして必要な知識や技術を徹底伝授してもらえるスクール。特待生として合格できると、授業料の割引や免除も受けられます。
- アルカディア声優学院
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引用元:アルカディア声優学院公式HP
(http://www.vastyle.tv/)コース:ベーシックコース など
1年制が基本で、週1回の「ベーシックコース」、週1~2回の「スタンダードコース」、週末集中で週3回の「アドバンスコース」の3コースを用意。演技初心者対象なので、無理なく実力をつけていくことができそうです。
- エイベックス アーティストアカデミー
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引用元:エイベックス・アーティストアカデミー公式HP
(http://aaa.avex.jp/course/voiceactor/)コース:声優・タレントコース
かのエイベックスが開催するスクール。
週1回のライトクラスをはじめ、週1回2レッスンのプレミアムクラスも用意。実習を交えながら、発声や演技の基礎から応用までを習得できる専門的な体制が整えられています。
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迷ったら熟読!声優になりたい人向けマニュアル
「声優」と聞いてあなたが思い浮かべるのは、アニメのアフレコをしている人のことでしょうか?今や声優はアニメのキャラクターを演じるだけにとどまらず、外国映画の吹き替えはもちろん、ナレーターやラジオパーソナリティー、舞台・ミュージカル、歌手と多岐にわたります。国内外から日本のアニメが脚光を浴びたことで、仕事内容にも幅がでてきたのです。
では、マルチな活動を求められる「声優」になるためには、どんなことが必要になるのでしょうか。
意外と知られていない!?求められる能力
演技力が求められるのは当然ですが、実は「国語力」や「読解力」も声優に必要です。
例えば、アニメの収録現場でアフレコシーンが前後することになった時、ストーリーの流れを汲み取れていないとすぐに対応できず、混乱してしまいます。国語力はさまざまな表現を正しく受け取るため、読解力はストーリーの流れやキャラクターの心情を掴むために欠かせません。
声優を目指すうえで知っておきたい大切なこと
声優という職業に特別な学歴や資格は必要なく、年齢制限も特に決められていません。「じゃあ何が必要なの?」と聞かれると、答えは1つ。声優を目指すうえで一番持っておくべきなのは熱意と根気です。
プロとしてデビューしても、すぐに人気が出て将来安泰というわけではなく、新人として日の当たらない期間があります。知名度が上がってたくさん依頼をもらうまでは声優としての仕事だけでは食べていけず、アルバイトをして生計を立てる人もたくさんいるのです。来たるべき時に備えて下積みを続ける根気が必要になります。
そもそもプロになる以前に、デビューできる確率は3%しかなく、現実は甘くありません。デビューするまであきらめずに「声優になりたい!」と思い続けられるほどの熱意がなければ、夢は叶えられないのです。
想像を膨らませるのが上手な人や声に気持ちを乗せられる人、周りとコミュニケーションが取れて協調性がある人などは声優に向いていると言われています。熱意を持って根気強く訓練し、自分の道を切り拓いていきましょう!
どうやって目指す?声優になる方法をチェック
一般公開されているオーディションを地道に受けるのも良い方法ですが、プロとして生きていくなら基礎・基本を身につけていなければ選ばれることは難しいでしょう。インターネットや本に発声練習や、演技力を高めるためのアドバイスがたくさんあるものの、実際にやってみた時、それが正解かどうか自分では確認できないのが難点。効率的かつ確実に基礎力を身につけていくには、声優の仕事を知り尽くしたプロに指導してもらうのが一番です。つまり、声優養成所や声優スクールに通うとデビューに一歩近づけるということ。
声優になるための指導をしてくれるところは「養成所」「スクール」「専門学校」などがありますが、それぞれ違った特性を持っています。
養成所
ほとんどの養成所の大元はプロダクションで、入所してレッスンを重ねていくとそのプロダクションに所属するためのオーディションが受けられます。基本的にレッスンは週に1~2回であることが多く、働きながらでも通えるのが特徴です。基礎クラスからスタートできますが、実力がともなっていなければ応用クラスに進めず、オーディションを受ける権利をもらえないことも…。養成所に入所できたからといって、必ずプロダクションに所属できるわけではないことを理解しておきましょう。
スクール
まったくの未経験からスタートできる「スクール」は、養成所と専門学校の中間に位置しています。レッスン内容は養成所とほとんど変わらず、現役で活躍しているプロから指導を受けられるのが特徴です。また、専門学校のように全日制を導入しているところもあります。学びたいという意欲がある人に対して、その人が求めているスキルを余すところなく伝授してくれるのが嬉しいポイント。スクールによって独自のカリキュラム(殺陣や日本舞踊など)を組んでいるところが多いので、いろんなスクールの情報をたくさん集めておきましょう。養成所よりは費用が高い傾向にあるので、費用に見合ったレッスンをしてくれるかどうかも合わせてチェックしておいてください。
専門学校
社会的信用のある「学校法人」として認可されていているのが専門学校。養成所やスクールと違って、公的な書類に入学・卒業を書けるのが大きな強みです。
ただ、学校法人となるとその学校は創立者のものではなくなるため、提供できるカリキュラムに限りがあったり資格を持つ教員でないと採用できなかったりと自由度は低めになります。そうなると現役プロを招くといった特別レッスンが難しい場合も…。専門学校を選ぶなら、カリキュラムやレッスンを細かくチェックしてくださいね。
とにかくオーディションを受けてチャンスを狙う
養成所やスクール、専門学校のほかにも、声優になる方法があります。プロダクション所属になることと、一般公募のオーディションを受けることです。
プロダクションの所属オーディションは通年で行なわれているところもあれば、特定の時期だけ行なっているところも。それぞれ公式HPでオーディション情報を掲載しているので、そこからエントリーできます。
一般公募のオーディションを受けるというのも声優になる方法としてはアリ!ただ、かなりの狭き門なので、それだけに望みをかけるのはあまりおすすめできません。
プロダクション所属も公募のオーディションも、養成所やスクールに通いながら目指すほうが良いでしょう。
声優学校ではどんなことが学べるの?
声の出し方や発音方法、演技力を身につけられるのが声優学校の良さです。また、現場で必要になる常識やマナーをしっかり教えてくれるところも見逃せません。
声優に限らず、業界には暗黙の了解というものがいくつも存在します。それは先に業界に飛び込んだ先輩たちから教えてもらったり、時には失敗したりしながら覚えていくもの。自分で気づくことも大切ですが、できれば決まりごとは先に知っておきたいですよね。
声優学校によっては現役で活躍しているプロ声優が講師を務めているため、現場にまつわるリアルな話を聞けます。事前に把握して上手に立ち回ることで、相手に対して「しっかりしている新人だ」という良い印象を与えられるようになるところが◎。
声優学校のもう1つの特色が「実習」。日々レッスンを積み重ねることで成長した自分の力を確認することができます。学内でレコーディングする実習もあれば、実際の収録現場で声優として参加できるインターンシップ型の実習を取り入れているところも。実際に経験が積めるので、仕事のイメージがしやすくなりますよ。
このように、声優学校は基礎的なレッスンを積み重ねながら表現の幅を広げ、どんな仕事内容でも対応できる「声優の卵」を育てているのです。
声優学校で学んだことは一生もの武器になる
声優学校に通おうかどうか迷っている人の中は、「お金を払って通学しても声優になれなかったら…」と、将来に不安を感じている人も多いのではないでしょうか?そのような理由で声優になるのをご両親に反対されている人もいるかもしれません。
確かに、声優は学校に通ったからといってなれるものではありません。地方に住んでいたり金銭的な事情を抱えていたりすると、迷うのも当然です。それでも、学校で身につけた発声や滑舌、表現力などのスキルは、例え別の仕事に就いたとしても必ず活かせます。無駄なことは1つもないのです。
大切なのは、うしろ向きな未来の心配よりも、声優として活躍している将来をイメージすること。
本気で声優を目指すなら、不安の芽を1つずつ取り除いて今できることを精いっぱいチャレンジしていきましょう!
声優になるには?王道3ステップ
声優にはどうやってなればいいのでしょうか。しっかりしたオーディションを行ってくれる学校の探し方からプロダクション所属まで、まずは声優になるための道筋をしっかり理解していきましょう。
年代別特集
最近、声優になりたい方々の年代は幅広くなっています。小学生や中学生から声優を夢見たり、逆に社会に出てから思い立って声優を目指したりと様々です。
そこで今回は「中学生」と「社会人」をピックアップしてご紹介します!
声優という職業に就く前に知っておくべき基礎知識
発声練習とは?
読んで字のごとくではありますが、声の出し方を訓練するのが発声練習です。普段、私たちは胸のあたりで呼吸をしていますが、これだと胸や肩、首の筋肉を動かすことになり、無駄な力が入ってしまいます。喉の開きも悪くなるのです。
発声に向いているのは呼吸の時に胸や肩の筋肉を使わない腹式呼吸。まずは呼吸法から見直して、声を出しやすくすることから「発声」は始まります。その後、正しい発音や滑舌を身につけていくのが◎。
セリフの練習とは?
セリフの練習は自分で行ないやすく、声優を目指すためのレッスンの中でも楽しみやすい練習方法です。
体を動かさず、声だけでセリフを表現します。例えば、「おはようございます」という1文を、あなたならどんな風に言うでしょうか?どれだけ多くのバリエーションで言えますか?たった1文のセリフでもたくさんの引き出しがあると、「こんな風に言ってほしいんだよね…」という監督やスタッフの要望にも応えやすくなります。
好きなアニメやマンガ、ドラマから好きなセリフを抜き取って練習できるので、表現の幅を広げる方法としてぜひ試してみてくださいね。
演技の練習とは?
ストーリーを観客に伝えるうえで必要になる「演技力」。声優は声だけで表現するぶん、求められる演技力の難易度は高めです。演技をする時の肥やしになるのは自らの経験ですが、自分とは異なる性別や、動物・宇宙人などの人以外を演じるといった、経験でカバーできない部分もあります。そんな時はどのような方法で理解して演じることができるのでしょうか?こちらのページでは、演技力を高めるために役立つ方法をまとめています。今のうちに演技力を磨いておきたい人はぜひ参考にしてください。
アフレコの練習とは?
声優の仕事を体験してみたいと思った時、ちょうど良いのが「アフレコ練習」です。テレビ・ビデオカメラ・紙・ペンさえあれば、ちょっとしたアフレコが体験できます!最初は恥ずかしいかもしれませんが、慣れると少しずつ楽しくなっていくので、試してみる価値ありです。こちらでは、アフレコ練習のやり方と上達するポイントについてまとめていますので、良かったらチェックしてみてくださいね。